2010年10月10日
化粧
女性は、最後の瞬間まで、美しく輝いていたい!
誰もがそう願っていると思います。
私が母に最後にしてあげられる事、母を綺麗に輝かせる事…
まず、シナジーを顔全体に付け、肌ストレスを取り、化粧水、クリーム、ファンデーション、白粉…
と生きている時と同じようにお化粧していきました。
チーク、アイシャドーは明るいピンクに
(^-^)
口紅も母が好んだ明るい赤(^-^)…
を塗っていると…
父が横から
「ちょっと赤すぎやないか?」と言って、弟も「お姉ちゃん、やりすぎやで。」
「ええのええの♪
お花に囲まれた時に映えるんよ〜(^▽^)」
お母さん、綺麗な顔、笑ってるみたいやよ(^-^)
お写真もいいの選んであげてな!
最近の写真は、母らしくないので、62歳位の母の写真にしたので、余計 化粧担当の私の腕の見せ処です!
緊張の取れた母の顔は、本当に昔のように綺麗でした!
これは、神様からの贈り物やろな〜
と思った程で、最後のお別れに来てくれた近所の人達も
「ほんまに綺麗で眠っているようやね」と言ってくれました。
納棺の義には、
まるで、映画を見ているような送り人の手さばきに見とれていました!
車を仕立て葬儀場へ。
通夜やお葬式には、たくさんの方々が、参列して下さいました。
2日共参って下さった方も多く、本当に心から感謝致しました!
お知らせもしていないのに、私の同級生や幼なじみまで!
どこで聞いてくれたのか?
驚きと感謝で涙が溢れました…
それから…
昔、工場で働いてくれてた従業員の人達…
私には、懐かしいお姉ちゃん達。
私が小さい頃、よく可愛いがってもらったなぁ…
本当に懐かしさ溢れる再会です!
みんな、遺影の写真を「奥さんらしいね」と誉めてくれました!
やっぱり、みんなが知っている頃の母を選んで良かった!
お葬式も滞りなく終わり、最後のお別れです。
私は、スタッフやユーザーさん達も来てくれていたので、
「ウルズで綺麗にお化粧した母の顔を見てあげて。」とお願いしていたので、皆さん残ってくれていました!
母の友達もみんな、残ってくれて、お管の蓋を開けるまで、ドキドキでしたが…
本当に母は、微笑みながら眠っていました(^-^)
みんな、
「こんな綺麗な仏様見た事ない!」と言ってくれ、私は、フィナーレにホッとしました(^^;)
今回、母も最後に自分の「死」を通して、多くの事を教えてくれました。
何より、人の厚情というものを深い感謝と共に学べました!
お越し下さった皆様、銚電を下さった方々、ご心配下さいました方々、本当にありがとうございました。
心から御礼申し上げます。
Posted by 梓ママ at
01:37
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2010年10月09日
ご心配お掛けしました…
久しぶりのブログ更新です(^-^)
母は、10月2日、20時37分、病院で、静かに逝きました。
皆様からの暖かい励ましのお言葉やメール、また、ご心配いただいた事、本当に心から感謝致します。m(_ _)m
今回の入院は、10日あまり。
肝臓の上部にある胆管の管の辺りにできた癌で管が詰まり、老廃物を流せなくなるという症状でした。
自覚症状がなく、発見しにくい部位なので、母の場合、10年以上前からあったそうです。
最初に入院した時から、もう手遅れと言われていました。
そのまま病院で亡くなる可能性も高い…と…
今年1月でした。
私は、入院中、できる限りの事をし、医療との相乗効果で、3月には、食事も普通にできるようになり、退院できました。
…それから6月に入院するまで、母は花見や、散歩や、デイサービスで歌を歌って楽しく過ごしました(^-^)
認知症もありましたが、私や家族の認識ができ、いつも優しく、ニコニコ笑っていました。
介護以外は、手の掛からない優等生の患者で、みんな、このまま病気が治るのか!?
と思った程でした!
母は、毎日、父に散歩に連れて行って貰い 愛犬と共に楽しい毎日を送っていました。
…忘れた頃に、発熱。
再び、6月に入院。
この時も、奇跡的に二週間程で復帰しました。
…
また、家で近所の人達と楽しく過ごしたり、再びデイサービスに通う事ができました。(^-^)
お友達もでき、最後に入院した時は、
「早く元気になって、帰ってきてね」
と、手作りのペーパーフラワーを戴きました。
9月21日、三度目の入院。
この間、食事は取れず、点滴だけでしたが、母が好きだった歌を唄ってあげると喜び、帰る時も無理を言わず、相変わらず優等生の母でした。
…けれど、
入院、三日目。
点滴内容物が合わなかったのか!?
急変!
お見舞いに行った時は、観察室に入れられていました。
ここに入ったら、もう覚悟しないといけないな…
私は、もう構わず、プレートを何枚も、入るだけ母のベッドに敷き詰めました!
オシッコがなかなかでず、尿毒症を起こしたらおしまいなので、母の大事なところにも置きました。
…顔は苦しさで歪み、死相が漂っていました…
弟にも会いに来るよう連絡。
「今度こそ、もう駄目かもしれやんで」とみんな覚悟を決めました!
点滴も止め、酸素を鼻から注入。
私達が居る間にも、三回も大量の吐血をした母の顔は、一気に老婆のようになりました。
プレートを置いて暫くして、母は、大あくびを三回しました。
ああ‥脳に酸素を送っているな…
少し、唇は湿らせてもいいとお許しが出たので、綿棒のデカいので、唇を湿らせていると、母はその棒を噛んで、染み出た水を飲みました!
「スゴい!
お母さん、生きようとしてるんやな。」
心の中で、もうしんどいなら逝ってもいいよ…って思った事恥じました!
それから、母は、また血色を取り戻し、少し元気になり、オシッコも良く出るようになりました。
主治医も、元気を取り戻した母の点滴を見直し、カリウムが入った一般的な点滴では、母の心臓に負担がかかり、カリウム数値も5 と、7まで上がると心停止を起こす状態だったので、点滴も母に合った物に変えてくれました。
こうして、母は、まだ予断は許せないものの、一般個室に移りました。
それから、一週間程なんとか命を繋ぎ、私達家族や身内の人達に逢い暫く時を過ごしていました。
10月2日、夜中、病院からの電話でみんな駆けつけました!
また、多量の吐血をし 苦しそうでした。
その日は、土曜日で母の周りに子供、その妻子、孫達全員、集まる事ができました。(^-^)
母は、幸せだったと思います。
みんなに見守られながら、永遠の眠りについたその顔は、苦しさなく、少し開いた唇が微笑んでいるようでした…
Posted by 梓ママ at
16:59
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